瀧波ユカリの『臨死!!江古田ちゃん』は、練馬区江古田に住むフリーター江古田ちゃんの日常を4コマギャグ漫画として描いた作品です。
この作品の魅力は、現代の若者がリアルに描かれているところにあります。
どの話を読んでも、あーこうゆう人っているなぁ、と共感できるキャラクターばかりです。
例えば、江古田ちゃんの天敵である「猛禽」と呼ばれる女性がいます。
この女性たちは、普段はいわゆるぶりっ子や、ドジな子を演じているものの、狙った獲物(男性)はきっちりモノにすることから、鷲などの猛禽類に例えられます。
また「猛禽」の中には、作中の言葉で言えば、「雑魚も友達として買い殺す」ような人もいます。
このように、『臨死!!江古田ちゃん』は、爆笑するようなギャグ漫画ではありませんが、思わずニヤリとしてしまうような面白さがある魅力的な漫画です。